連載 丸磯われら

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Vol.9 青木佑太 Yuta Aoki

建築事業部 2023年入社 25歳

丸磯建設小坂治生さんのワールドワイドなjobを追って

平成10年(1998年)生まれの青木佑太さんは、2023年入社のピカピカのフレッシュマン!
建築施工管理職という重責と、慣れない現場に奮闘の日々……、とおもいきや、それが実に匠にミッションをこなしているのだ。実は青木さん、学生時代から通学しながら現場にも出ていたという猛者で、更にお父さんが丸磯建設に在籍という、正しく生粋の〝現場の子〟なのである。
かような青木さんは、果たしてどんな現場の日々を過ごしているのだろうか?

Q & A

  • 大学に通いながら、現場にも出ていたということですが、どの様な学生時代を過ごしていたのでしょうか。

    デザイン工業を学ぶ大学で、プロダクト科という学科に通ってました。具体的に言うと生産品をデザインするのですが、建物のデザイナーさんとも共通項があると思います。で、そのようなスキルを通して先ずは現場に出てみようと思い、スポットで仕事させて頂いてました。

  • 毎日現場に出ていたわけじゃないんですね。勉強はどうしていたのだろうと、ちょっと心配だったので安心しました。ところで、お父様も実は丸磯建設に在籍されているということを伺いまして、意表を突くというか、ちょいビックリの流れだなと……。

    そうなんです。父は現在建築事業部の営業をしてまして、私が小さい頃は建築現場で施工管理をやっていました。そんな父を見てましたので、私も自然と建築業界に興味が沸いたのだと思います。

  • お父さんの大きな背中を見て育ったのですね。親子二代に渡って技巧を受け継ぐって、なんか、ウルウルしちゃいいますね。凄く良い話を聞かせて頂きました。

    父には感謝してまして、実は丸磯入社前に、3年ほど働かせて頂いていたんです。なので、会社や現場のことは少し知っていたというか、実体験があっての入社だったというか、正直、将来の道で少し悩んだこともあったんですが、現場の魅力に引っ張られちゃいました(笑)。

  • 現場の魅力って、具体的にはどういうことなんででしょうか?

    え〜と、現場の職人さんって物凄く、遥かに知識と経験があるんです。なんで、学ぶことが多々で日々忙しいというか、悩んでいるヒマがないというか、それと段取りが上手く運んだ現場での達成感って凄いんです。最高なんですよ!

  •  なるほど! なんかこう、ドーパミンが出て、セロトニンが出る……、みたいな……。もしかしたら非日常の充実した世界感があるのかなと。今回の現場は5階建てのマンションということですが、いちにちの流れをざっと教えて下さい。

    朝は8時から朝礼です。実は実家から通ってまして、現場までは1時間かからない位なので、ストレスはないですね。で、8時半には現場の職人さん達と話して、その日の段取りをチェックします。コミュニケーションがなにより大事で、安全にも繋がりますから、そこはしっかりと。それからとにかく写真撮影! 多い日だといち日に100ショットくらい押します。

  • え? そんなに! 撮影とかファイル管理とか大変じゃないですか?

    いえいえ、フィルムやメディアを出し入れするコンデジの時代はそれなりに大変だったと思いますが、いまや現場の撮影もスマホなんです、なので、クラウドにあげちゃって、アプリでアルバム化して管理してます。おそらくその辺のやり取りは、実は若いひとほど強いのかなと……。

  • ですよね、昭和のオジサンよりは青木さん世代の方が、遥かに扱いに長けているというか、日常でのいろいろな端末でのやり取りの延長ですよね……。

    そうなんです。今やいろんなことがデジタル管理されているので、多分昔の現場管理のイメージとは全然違っているんだと思います。だからしてホント、興味のある若者よ来たれ! 引きこもっている場合じゃないよと(笑)

  • すごい! それってもしかしたら、働き方改革につながるやもですよね。話は戻りますが、実際の撮影はどんなものを撮るんですか?  

    現場の進捗に合わせて色々なんですが、この現場では主に鉄筋の状況です。ピッチ(間隔)の確認や、状態チェックです。それを間違えた状態でコンクリート流しちゃったら、全部NGになりますから、責任重大というか、それ以上です。そんな撮影の流れが午前中一杯かかりまして、お昼まであっという間なんです。

丸磯建設小坂治生さんのワールドワイドなjobを追って

  • あ〜、解ります。忙しいと時間の間隔無くなりますよね。お昼は何処かに食べに行くんでしょうか? それともお弁当?

    いえいえ、自分で作りますよ。事務所にはキッチンも冷蔵庫もあって、とってもお手軽で便利な環境なんです。で、日々ご飯と炒めたウィンナーとレタス。そればっか(笑)

  • どんだけウィンナー好きなんですか(笑)。でもちゃんとレタス食べるところは二重丸。体には良いですよね。お代わりも沢山出来るし。午後からはどんな流れなのでしょうか?

    午後も工事の進捗によりけりなのですが、午前中と基本的には変わりません。そうそう、午前午後問わずなのですが、撮影中に鉄筋のピッチの若干の狂いなどを見つけたら、私自身が修正します。ワイヤーでクルクルっと巻いて止めるんです。それと、朝と同様に、職人さんとのコミュニケーション。実は現場の職人さん、父親世代の方も多くて、親子ほど年が離れると、なんかこう、息子のように可愛がってくれるというか、気遣いしてくれて、ありがたい限りです。

  • その辺のコミュ力が、建築施工管理職の真骨頂というところでしょうか。で、1日の終わりはどんな感じで?

    現場は基本17時までなんです。最後に日報をPCに記録して、遅くても18時でオシマイ。なので、家に帰ってスマホ見て、ゆっくり自分の時間を楽しんでます。趣味は主に休日に楽しむんですけど、車が好きなんで、愛車のミニクーパーでドライブしたり、そうそう、絵を描くことが好きなんで、頭に思い浮かぶキャラを描いてみたり……、そんなことも楽しんでます。

  • おお! ならいっそのこと、その才能を活かして、社長に「丸磯マン」とか、企画提案してみたらどうでしょうか(笑) 最後にこれからの目標と、丸磯建設に興味を持った同世代の方になにかメッセージがありましたらお願いします。

    丸磯建設って、本当に面倒見の良い会社なんです。前述しましたがデジタルスキルも生かせるので、もし興味があるなら迷わず飛び込んでみて下さい。自分の目標はというと、現場や取引先でもっともっと細かいところも吸収して、たくさんたくさん勉強したいです。

  • おお! 流石は親子二代にわたった、生粋の〝現場の子〟ですね! これからもガンガン精進して頑張って下さい。それと、社長に「丸磯マン」の直訴も(笑)

    うぐっ! そうきましたか(笑) なにはともあれ、本日は有り難う御座いました。これからもっと頑張りますよ〜♪