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Vol.5 小坂治生 Haruki Kosaka
海外事業部 事務課長 1995年入社 48歳
丸磯建設海外事業部の小坂治生さんは、1995年入社、勤続25年の事務課長だ。
海外の現場を切り盛りするという特異な領域であるがゆえ、そのやり甲斐はひとしおだという。
かくの如き小坂さんに、海外フィールドで働くとは?という素朴な疑問をぶつけてみた。
Q & A
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- 海外事業部というとかなり特殊な業務だと思うのですが、まず、その業務に就こうと思ったキッカケを教えて下さい。
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う〜ん、ひとことでいうと、自分の世界感を広げたい!って思ってて、
それで、丸磯で海外の事業部が出来るということで、嗚呼、これかも?って思って挙手したわけです……。 わりと迷わず手を上げました(笑)。
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- 事業内容ですが、具体的人はどんなことをやるのでしょうか?
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そうですね、解りやすいところですと、例えばベトナムではラックフェン国際港建設工事に携わりました。
パラオでは廃棄物処分場の整備でした。
そこで見積もりを出したり、機械や重機を手配したり、さらにオペレーターさんの派遣や教育、ODAの一部も受けたりしてます。
また、人材として、職員だけを向かわせることもあります。
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- なかなか壮大なスケールのお仕事ですね……。それだけに、いろいろなご苦労もあるのではと勝手に心配しちゃいますが……?
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そうですね……、まず、憧れというかワクワク感だけが先行しちゃってた感もあって、語学の勉強が足りなくて、それでイキナリ地元の現場に入ったら、ローカルの職人さん達が馬鹿にするわけです。 なにしろコトバがうまく交わせないんですから……!
アイツ、なんだって感じで(笑)。
さらに海外は時間に対しての感覚がスローだったりと、生活習慣の違いもあって、最初は戸惑いもありましたね。
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- 先ずは洗礼を受けた感がありますが、逆に嬉しかったことというか、ハッピーな思い出はどうでしょうか?
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そりゃもう、なんといっても自分の中の世界がグローバルに広がったことです。
いろんな国のいろんな人と会うわけですから、当然行動範囲も広がります。
それと、語学が堪能になったことですね。これはもう、現場で覚えたことも多々です。
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- 当然行動範囲の広がりは、具体的に距離ということもあると思いますが、マインドの面でも!ということでしょうか?
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そうそう!それはもう、友人の広がりというか、ご縁の規模がもうハンパじゃない(笑)。 海外で泊めてもらうこともありますし、子供がホームステイしたいといったら、すぐにできる(笑)。
それと、SNSで知り合った海外の方とも、すぐにコミュニケーションがとれちゃうとか……!
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- それって本当にプライスレスの財産ですよね。で、海外ならというか、途上国ならではの予期せぬ出来事などもありましたでしょうか?
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あったあった(笑)もうそりゃすごいことが!
一番凄かったのが、工事中に裏山で銃撃戦がはじまっちゃったことです。
あれはビックリしました。 盗難とかもありまして、職場でパソコンのバッテリーが何故か盗まれて、それでしょうがないからマーケット(市場)に行ったら所長のネームステッカーが貼ってあるバッテリーが、そこで漠然と売られてるわけです(笑) あれには参ったな……!
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お、面白すぎるというか、なんか凄いオチですね……!
各国を巡られているようですが、他に民族や国柄の違いなんかもありましたでしょうか? -
あるある(笑)ベトナムの人は比較的勤勉ですね。
当社で研修してるんですけど、オペレーターさんもなかなか器用な方が多い。 それと、ご飯の時に箸やお椀の位置まで気にしてくれたりするの(笑) そうかと思うとクルマやバイクの運転はおおざっぱだったりして、カブに家族全員が乗ってたりなんていう光景もあったりします(笑)
アフリカのある地域はコミュニケーションが不器用というか、やりとりに苦労した経緯がありました……。
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お、面白すぎるというか、なんか凄いオチですね……!
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- ベトナムですか……!フォーとか、料理も最高ですよね……!
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あ、いや、その、ボク、実はパクチーが苦手なんです(笑)。
そういう意味でも、食事は海外でもっとも苦労することのひとつですね……。
それと、意外に思われるかもですが、地域によっては遊ぶところもないんです。 現場にはいっちゃうと、街と隔絶されちゃうもので……。
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- そうなんですか?いやはや、聞いてみてはじめて解ることが多々ですが、単身赴任と言うことでご苦労も多いかと?
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そうですね、もちろん淋しいときもありますが、ボクの場合、各週で家に帰れてましたので、単身赴任でもなんとか13年続いてます。
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- え、13年も?それはご苦労様です……!
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さすがに子供が小さかった頃は淋しくなるときもありました。そのぶん、家に帰ったら良いパパです(笑)
このところは、次男のサッカーによくよく行ってます。
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良き意味で生活のメリハリにもなっているというわけですね。
最期に、どんな方に、丸磯建設海外事業部が向いていると思いますか? -
(迷わず)アウトドアとか、旅行が好きな人はバッチリでしょ! バックパッキング好きな人には最高の職場ですよ(笑)
それと、人が好きな人!
ホント、世界がとんでもないくらいに広がりますから……(笑)
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良き意味で生活のメリハリにもなっているというわけですね。
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- まだまだ話が尽きませんが、スペースと字数に制限がありますもので、今回はこのくらいで勘弁して下さい……(笑) 本当に貴重なお話しを有り難う御座いました。