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Vol.12 藤澤温暉 Haruki Fujisawa
関東支店 土木部 2019年入社 23歳
平成13年生まれ(2001年)の藤澤温暉さんは、丸磯建設に2019年4月1日に入社した、土木技能職だ。昔から機械やものづくりが大好きで、小さな頃から重機を扱うことを夢見ていたという生粋の重機マニアである。正に現場では水を得た魚のように、目をキラキラとさせて巨大な重機を扱う藤澤さん。そんな彼のポジティブ現場jobをレポートしてみよう。
Q & A
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- 生粋の重機マニアということですが、いつごろから重機に興味を持ち始めたのでしょうか?
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父親が一人親方の建築板金の職人だったもので、そんな環境もあって、幼少期から機械いじりやものづくりにはまっていたという感じで、だから重機に興味がいっちゃったのは自然な流れかなと思ってます。バックフホー(パワーショベル)なんてグッときちゃいますよね〜! ミニカーなんかも、スーパーカーより重機選んじゃう子供でした(笑)。
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- 正しく、お父さんの背中を見て、スクスク育った重機マニア……、といったところでしょうか(笑)。丸磯建設に入社したキッカケを教えていただけないでしょうか?
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機械いじりが好きという流れで、自然に工業高校に入学したんですけど、その工業高校の先生のススメです。最初から重機オペレーターを目指して就職探していたんですけど、重機オペレーターの求人があまり見つからず、渡りに船で迷わず入社したんです。それで、就職体験の現場が宮崎で、そこで色々な重機を事細かく紹介していただいたんです。そうしたらもう、ああこれしかないと改めて深く思っちゃいました! 益々沼にはまったというか、さらに重機まっしぐらになっちゃって、それで今に至ります。
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- 希望通りというか、最高のスタートだったんですね。実際、働いてみてどうでしょうか?
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会社はもう言うことないです、入社して直ぐに免許取らせてもらったんですけど、その時は会社の寮から教習所に通わせていただきまして、結構時間がかかっちゃったんですけど、なんとその間もしっかりと給料を頂いてました。なんで、オペ目指している若い人には丸磯建設は絶対にオススメです。門は大きく開いてますので、是非飛び込んでみて下さい。
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- 夢を叶える絶好のチャンスだったんですね。しかも、最高の条件で! それで、重機のオペレーションはどのような感じなんでしょうか? 最初は難しかったんでしょうか?
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いや、本当に! イメージと違って、慎重というか、丁寧にやらないとガバッ! と動いちゃうんです。人車一体とよくいいますが、そんな感覚に近付くまでに一年はかかりましたね。しっかり訓練しないと思う様に動かせないのが重機なんです。
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- なるほど。思うこととリアルはかなり違ったと……。オペレーターとしての現場の一日はどのような感じなのでしょうか?
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朝7:00前後にアパートを出まして、朝礼が7:30。ここでは現場の段取りをします。それで、全体朝礼が7:40で、8:00にはもうオペレーションが始まってます。今の現場では盛り土がメインで、大型ダンプで降ろした土砂を大型のブルドーザーで均します。そのブルが今の担当重機です。全長約6メートル、全高3.3メートル、全幅約3メートルで、機械質量(重量)が23.5トンと、まるで戦車というかSF映画のメカみたいで、おお! すげ〜なと! とにかくテンション上がるんです(笑)。
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- 先ほど伺った現場は広大だし、傾斜面も多々で、盛り土を均すのはなかなか骨の折れる仕事じゃないですか? だいいち、全ての重機が超巨大で、大変なのでは?
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昨今の重機にはICTというシステムがあって、GPSを用いたコンピューターの自動制御システムを使えるんです。なので、高さを揃えるのが楽なんですよ。さらにエアコン完備で、大きな座面のサスペンションシートも装備しているので結構快適なんです。なによりも、山のようなメカを操縦している感覚が最高で、これはもうなににも替えられないものですね。で、その快適な巨大メカでお昼までずっとオペレーション。結構あっという間です。
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- なるほど。お昼ご飯はどのようなものを頂いてますか? コンビニとか仕出し弁当とかでしょうか?
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気が向いたらコンビニ弁当もありますけど、今の現場は近くに食堂もあるので、そこで定食を食べたりとか、飽きないようにローテーションです。で、お昼休みを挟んで、またオペレーション。途中休憩も挟みますが、本当に重機の操作は面白くて、あっという間に夕方になっちゃうんです。それで、定時の17:15分でキッチリ現場を上がって、17:30には現場を出てます。ここは交通の便があまり良くないんですけど、会社に用意してもらった社用車があるので、18:00前には家について、先ずはご飯ですね。一生懸命働くとお腹空いちゃうんで(笑)。結構自炊が得意で色々作るんですけど、好物は麺類でパスタが多いかな?
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- 建設だけでなく、ご飯作りも長けて来ましたか〜(笑)。それで、休みの日はどんなことをしていますか?
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都会に出ます(笑)。いつもカントリーサイドなもので(笑)。それで、同郷の友達と飲みに行ったりとかが多いんですけど、じつは現場で仲良くなった人とも良く出かけてます。今の現場、若い人が意外と多いので結構友達が出来ました♪
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- 現場トモダチっていうのでしょうか? そういうの、いいですね〜! 重機ネタとかで盛り上がるんでしょうか(笑)。最後に将来の夢を聞かせてもらえないでしょうか?
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そうですね〜。どんな機械や重機でも操れる、プロのテッペン、頂点の存在になりたいです。例えば同じブルでも日立やコマツでは違うんですよね……。そういうの、ヤリながら憶えるしかないんです。上手い人の重機の動き見たりとか……。そうそう、ニューマシーンはメーカーの説明会があるんです。そういうチャンスも旨く使ってもっと上手くなりたいです。それと、重機って乗ると凄く楽しいんで、是非若い人にこの世界に飛び込んでもらいたいと思います。重機のその楽しさにくわえて、モノを作っているんだという達成感があって、最高の充実感があるんですよ。
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- う〜ん、重機愛が止まりませんね。更に上手くまとめていただきまして、ありがとう御座いました(笑)。最高のオペレーターを目指して、これからも頑張って下さい。
有り難う御座いました。重機と丸磯建設の素晴らしさを、世界に広げていきたいと思います(笑)。