連載 丸磯われら

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Vol.1 大矢史郎 Oya Shiro

関東支店 土木部 総括所長 1973年入社 68歳

マルイソのお父さん!大矢さんの1日

大矢士郎さんは昭和25年生まれの68歳!丸磯一筋勤続46年というベテラン中のベテランだ!そんな大矢さんに長きにわたる丸磯の魅力や仕事の話を訊いてみた次第。はてさて、熟練のプロフェッショナルが語る会社と現場の魅力とは?

Q & A

  • イキナリですが、勤続46年ってすごいですね!

    あ、いや〜、もう気づいてみたらあっという間だったよ(笑)。現場ではなじみの社員や業者さんの世話をやくけどね、俺も最初は面倒見てもらったの(笑)。そんで、そのときの感謝の気持ちが忘れられないから、同じことするのね。俺もあれこれ助けられたうれしかったからさ。

  • さすがに熟練の人格者ですね!その熟練をして現場で大変なところってなんですか?

    そりゃもう、日々変わる土の質と天気だよ!たとえばさ、ここの現場だと、石灰質と粘土質が極端に分かれてるのね。石灰は雨が降って乾くとスコップが通らないくらいとかちかちになっちゃうし、粘土質はどろどろになるんだよね。雨が激しく降ると、流れちゃう土質もあるから、もうソレが難儀で……!土はね、生き物みたいなものなんだよね。

  • なるほど、土は生きていると……!

    そうそう。その生き物が荒天になるとね、やっかいをおこす。だから、事故がないようにとにかく巡回と確認。でもって、職人さん個々の個性もあるからそれをくみとって、それぞれの現場の空気をつくるように心がけてるんだよね。

  • なるほど!コミュニケーションこそが安全につながると!

    そうそう。いい空気にして意思の疎通しないとね。お互い通じてるっていう空気をつくってお互いに安全確認!だからね、俺はよく思うわけ。俺の仕事って、野球でいえばコーチみたいなもんだなって。全体の把握は監督に任せてね、俺はバッティングやピッチングをしっかりコーチして、選手に活躍してもらいやすくするわけ。

  • う〜ん!さすがです。なんか深い話になってきましたが、
    オフの日はなにをされているのでしょうか?

    う〜ん、オフってもう、この歳になるとね、別に意識しないのね(笑)。それよか、毎週木曜か金曜日に、俺が自炊して夕食作ってやるわけ。カレーなんかでもいい肉選んだりして、結構豪華な食材使ってさ。寮生活だからね、たまにはいいもん食わないとね〜!そんなことも、実は俺がセンパイにしてもらっていたことなんだよ。だからね、恩返しだね。

  • いやはや、なんかこう、目頭が熱くなっちゃう深イイ話です。
    昔の恩を今に返すと……!しかしどうでしょうか?昔と今を比べたら、
    たとえば現場での技術革新なんかもかなりの違いがあるのではないかと?

    う〜ん、ICT計測なんかも導入されて、どんどん技術革新されていくんだけど、最後はやっぱりニンゲンのチカラなんだよね。俺くらい古いのになるとね、なんとなく高さとか感覚で把握できるのね。そういう感覚と最新技術の融合が必要なんじゃないかな?やっぱりね、人の技って大切だと思うよ。

  • 最後は人!のチカラ、ニンゲンリョクですね!

    うんうん!俺はそう思うよ(笑)

  • なんか、ますますウルウルになってきました。すばらしきお話をありがとうございました〜♪