最新の土木実績レポート津軽ダム本体建設工事

青森県、津軽地方の治水(洪水及び渇水)対策のため、白神山地の岩木川をせき止めて、
津軽ダムが建設されています。

昭和35年にできた目屋ダムでは計画を超える洪水が何度も発生、2年に一度の水不足を招くなどの現実を抱えていました。そこで、国交省により重力式コンクリートダムを建設することになりました。
目屋ダムより60メートル下流に作られた津軽ダムは、目屋ダムと比べて、堤高が1.7倍、堤頂長が2.0倍、堤体積が6.4倍あり、有効貯水容量は3.9倍、ダム湖の面積も2.4倍に広がります。当社では、ダム本体及び原石山の掘削と、ダム周辺整備工事を担当しました。

津軽ダム本体建設工事

多種多様な重機が使用されていますが、いくつかピックアップすると、ハイブリット油圧ショベル0.8m3級、ブルドーザ69トン、51トン、42トンなど、油圧ショベル5.0m3級、3.6m3級、大型ダンプトラック54トン、アーティキュレードダンプ39トンなど、多くの機種が投入されています。
大型重機で施工した本工事は、工程通り約2年で掘削を完了しました。

津軽ダム本体建設工事
工事名称 津軽ダム本体建設工事
所在地 青森県中津軽郡西目屋村
完成日 2016年12月
発注者 国土交通省
元請会社 株式会社 安藤ハザマ・西松特定建設工事共同企業体
工事概要 重力式コンクリートダム、堤高97.2m、堤頂長342m、堤体積759,000㎥